17歳からお菓子作りに携わっている社長の浅利久光さんは今年で65歳。お菓子作りの道に入って48年になる熟練の和菓子職人です。全国菓子工芸大品評会にて全国和菓子協会会長賞を、全国菓子大博覧会では菊花工芸賞を受賞するなど、権威あるコンクールで多数の受賞経験を誇り、お菓子作りの技術は折り紙つき。
「今のお客様は舌が肥えているので、いい加減なものは作れない」と語る浅利さん。美味しいお菓子を作るために、素材には常に厳しい目を向け品質を確認します。お菓子を作る材料には全て国産を使用。
和菓子の味を左右する餡の材料には、品質にこだわった北海道産の小豆を使います。コクがあり出来栄えがきれいな餡になるのが特徴。この餡がしっかりしていないと、すべての味が駄目になってしまうそうです。
皮の材料となる小麦は岩手県産、まんじゅうに含まれる果物には滝沢産と積極的に地元の食材を使用します。国産の材料を使い、繊細な味を守り続けるのが、浅利さんの職人としてのこだわりなのです。
「まだまだ新しい商品を作り続けていきたい」と、今日も自ら現場に出て精力的にお菓子作りを行なう浅利さん。地元、滝沢の特産を使った新商品開発にも意欲を見せています。