ゴウちゃんのコロッケ屋は自社の畑でジャガイモ栽培から行い、こだわりのコロッケを一つずつ丁寧に手作りしています。2003年からコロッケ店を営み手作りのこだわりコロッケの直営・お取り寄せ・ネット販売(通販)・イベント出店などで販売しています。
安全、安心は当たり前。子供が食べて美味しいと言われるコロッケを作る事を第一としています。子供は正直で美味しければまた買いに来てくれる、そのために食材には妥協しない、と話す野村さん。
野村さんは1つのコロッケを作るのに1年〜2年をかけ、じっくり食材と向き合います。油の種類や衣、具材の組み合わせに試作品を何十回も作り、納得できた商品のみを販売しています。
1つ1つが妥協せずに作られた、こだわりのコロッケです。
また、県内の市町村や、店舗とのコラボレーションも積極的に取り組んでいます。1年間の週末はほぼイベントで埋まっており、ゴウちゃんのコロッケを買い求めて悪天候の中に訪れてくれるリピーターのお客様もいるそうです。
出店当初、お客様はわずかでありましたが、口コミで美味しさは広がっていきました。近隣の産直施設でもゴウちゃんのコロッケが完売になるほどの人気となりました。
滝沢市の推奨品種クイックスイートの出会いは、2年前の市内のイベントでした。初めて食べたときにコロッケになるイメージが頭に浮かんだそうです。そこからはクイックスイートと向き合う日々が続きました。
クイックスイート本来のねっとりとした甘さを損なわない為に、極力余計な味付けをしないようにこだわりました。見た目も、衣は紫、中は鮮やかな黄色でクイックスイートに近付けました。衣は通常より歯ごたえのあるものにし、しっとりとした芋の食感とガリガリとした歯ごたえを楽しめるクイックスイートコロッケ「甘の紫月(かんのしずく)」が誕生しました。
甘の紫月は、すべて自然の植物性のもので色付けしているので、小さな子供から年配の方まで安心。手軽に食べて頂けるよう、小さめのサイズで作られています。
野村さんが関東のイベントに参加し、お客様にコロッケの試食をして頂いた際に、コロッケを揚げない家庭が多い事がわかったそうです。
家庭でも素材にこだわったコロッケを美味しく、手軽に食べて欲しいとの想いから、レンジ対応コロッケの開発に取り組んだ野村さん。衣にこだわって、レンジを使ってもサクサクの食感がでるように工夫しました。そして油を使わず、レンジで温めるだけで簡単に食べられるコロッケが完成しました。凍ったまま商品を600Wで2分ほど温めるだけで美味しく食べることができます。
お客様の要望を形にしたコロッケは反響も多く、ゴウちゃんのコロッケをお買い求めくださる方が増えたと言います。
県内の方はもちろん、他県の方にも岩手の食材の美味しさを味わってほしい。そのためにも今後も一つ一つの食材に徹底的に向き合い、他にはないこだわったコロッケを作っていきたい、と話してくださった野村さん。
こだわりのコロッケを全国に発信していきます。